vol.3 ラリーが続くとどこに打っていいかわからなくなる。


みなさん、こんにちは。

今回もコート内のお悩みをいただきましたので、お答えして行きます。


それは、

「ラリーが続くとどこ打っていいかわからなくなる」

です。


ダブルスの試合中、ラリーが長くなることも多くなります。

特に女性ダブルスの場合はよく見られます。


すると、ずっと同じテンポで打っていると、次に何をしたら良いかわからない、

と言うことも出てきます。


実は、どこに打って良いかわからなくなる方の半分は、

自分がコートのどこに立ってるか、もわからない方です。


ただ、このコートのどこに立っているかわからない事については、

また別の課題なので、ご要望がありましたらその時に書こうと思います。


では、本題ですが、

どこに打てばわからない時、

「ここに打てば良い!」

と言う、心の拠り所があると安心しますよね。


では、早速拠り所を探しに行きましょう!


◯ 心の拠り所


「どこに打てば良いか?」

に対してお答えするとしたら、

「ここ、 と言う正解はありません!」


え、ホントに!?

ですよね。このままなら。


状況にもよるので、人によって答えが違う、

という事です。


ただ、それでは、心の拠り所にならないので、1つに絞ります。


それは…

「ここには打てる自信がある!と言える場所を1つは作っておくこと」

をオススメします。


それはストレートでもクロスでも、

速い球でも遅い球でも、

自分がそんな場面でも自信を持って打てるコースがあれば、

それを起点に、活路を見いだしてください。


以上!

あ、さっきと変わらないですか??


ここで終わるわけにはいきませんので、

今後の方針(こうした方が良いんじゃない?)的なご提案を2つ。


◯ 鉄則


まず1つ目。

1番狙いやすいのは、

「ネットのセンターベルト付近を狙い、クロスに緩いボールで相手の足元へ。」

コレです!


緩いボールです。

速いボールは得策ではありません。


何故か?


自分が少しでも考える時間を取れるようにするため、

もしくは、少しでも自分のペースに持ち込むため

です。


 そして、クロスに緩いボール、の理由のもう1つは、

ストレートは物理的に距離が短くなるので、

緩いボールだとしてもコントロールが難しいです。


クロスなら、物理的に距離が稼げますし、

センターベルト付近はネットが1番低く、

物理的にネットする可能性が1番低い場所だから、

です。


そのため、

ボールの位置(打点)からセンターベルトを通して、

対角線上の相手の足元を狙うのです。


足元に落ちるように、ですよ!

(※悪くてもネットよりは低い位置でボールを打たせること)


いくら緩いボールでも、浮き玉になってしまったら、

もう叩かれて終わりですから。


テニスは相手からボールが飛んでくる時、

必ずネットの上を越えて返ってきますから、

足元を狙って打っていれば、

いつかは浮いてくるボールが来ますので、

それまでひたすら繋いで待つのです。


もう一度お伝えします。

「浮き玉にならないように氣をつけてください。」


イメージとしては、(自分とネットの距離にもよりますが)

「ネットを越える前に、ボールが下降し始めるくらいのボール(軌道)」

です。


ちょっと難易度が高いかもしれませんが、

かなり有効ですので、是非狙ってみてください。


◯ みんな共通な場所


次に、打つところがわからなくなったとき、2つ目。


「自分が打たれたらイヤだッ!」

と言うところを狙います。


ボディ、足元、ハイバックボレー、

場合によっては、2人のセンター…

他にも色々あるかとも思いますが、

” とりあえず、そこを狙ってみる。”

です


試合によく出ていると、

「何か自分と同じテニスするなー」

と言う方と結構な確率で当たります。(※テニスあるある)


まぁ、コレはあくまで対策の1つです。


もし「打たれたらイヤ!」と言う場所がないと言う、

そこのあなた!!!


ここを狙ってみてください。

「相手がラケットを持っている方の肩の縦(垂直)ライン」


よく「ボディ狙い」と言います。

(※理解されやすいのでレッスンでは特に)


ボディは打ち慣れている方も多いですし、

試合に出る方は結構対応されます。

そこで、フォアかバックか悩むところ、

それが「利き手の肩のライン」です。


・ラケットの長さ

・腕の長さ

・肩の関節、可動域

・手首の関節、可動域

これらを考えると、

この縦ラインにスイートスポットを合わせるのは結構難しいと思います。


相手はボールにラケットを合わせるために、

どっちかに動きます。

動くと言うことは、必ずスペースが出来ます。(※大きい小さいは別にして)

そこを狙ってください。


そのため、この肩の縦ラインを狙うと、活路を見出せると思います。


◯それでも迷ったときには


ただ、もしかしたら、

自分は苦手だけど、相手はそれほどでもないかもしれません。

そうしたら、ベースに戻って、足元狙って、ネットより低いところで打たせるように、

狙って打ってみてください。

わからなくなったら、これは鉄則です。


今回もいかがでしたか?

お悩みは解決されましたか?


この中の考え方の一部を使って、

是非、自分のオリジナルセオリーを作ってください。

その時は私にも教えてくださいね!


もしまだ解決できない場合は、

お問い合わせフォームからご連絡ください。


それでは、今日はここまでです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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