はじめまして。
「ボレー職人への道」を運営しているジュンです。
この度は、プロフィールをご覧いただきありがとうございます。
私は神奈川県在住で40代の週末プレイヤーです。
現在、社会人サークル2つに所属し、
月に2~3回、のんびりとプレーをしては、
春と秋には実業団の試合に出たり、
ごくたまーにプライベートレッスンをしたりしています。
こちらのブログをご覧頂いてる方は、
「ボレーをもっと思い通りに打ちたい!」
「ダブルスで試合に勝ちたい!」
と思っている方だと思います。
◯私のテニスのベース
ここでは私のテニスの根底にあるものをお伝えします。
「サーブとフォアハンドストロークは華があるけど、体格差がモノを言うショット。その2つを伸ばして行くのには限界がある。それに対して、体格差の影響が少ない(と思われる)ダブルハンドバックストロークとボレーに特化して技術を磨けば、上手いプレイヤーと対等に勝負出来るのではないか。」
と言うことです。
この想いに共感される方は少ないかもしれませんが、私が今までずっとテニスを続けられたのは、この考え方があったからです。
あなたのテニスのベースは何ですか?
ちなみに私の各ショットのベースとなってる選手は…
サーブは、ロジャー・フェデラー氏
ストロークは、アンドレ・アガシ氏
ボレーは、ティム・ヘンマン氏
です。
そしてダブルスの考え方については、岩渕聡氏
です。
なぜ岩渕氏が出てきたか、と言うと、
某スポーツクラブでコーチしていた時に、
全日本ダブルス優勝後に、当時所属していたクラブにいらした事があり、
私「岩渕さんがダブルスで一番大切にしていることは何ですか?」
と伺ったところ…
想定外の言葉が発せられて、身体を衝撃波が走りました!!
岩渕氏「ペアがベストのプレーができるように、そこまでの形を創り上げるように心掛けている。」
(※私の記憶の中の言葉であり、正確にお話されたコメントではありません)
私は緊張していたので、正確には覚えていませんが、
ダブルスへの考え方が、私が考えていた事と全く同じだったので、
とても嬉しくて、心が完全に満たされたのを今でも鮮明に覚えています。
◯テニスを伝える想い
私は2012年まで6年間テニスコーチとして活動していました。
短期間で効率良くプレイヤーの技術を伸ばすには、
「プレイヤーのどこをどう変えていけば、イメージ通りのショットを打てるのか?」
を常に心掛けてコーチングしていました。
しかし元来行われている1対多数のスクールレッスンでは、
コーチのイメージをプレイヤー全員と共有する事が難しく、
効率よく上手くなりたいというプレーヤーに対して、
グループレッスンで結果を出すには限界があると感じていました。
それは、こちらから伝えたいことはもっとたくさんあるのに、
内容を理解されないまま練習メニューに入り、
ただただ課題をこなすだけのレッスンになってしまう事が多かったからです。
(それは少なからず自分にも問題はあったかもしれませんが・・・)
結局のところ、上手くなるために時間がかかってしまうどころか、
消化不良の時間を長く過ごしてしまったため、
逆に頭がこんがらがって帰る方もいたり…という、
悪循環に陥ってしまっているように思えたのです。
今まで300人以上のプレイヤーを観察し、
レッスンで約150人をコーチングしてきた経験を活かし、
今ではテニスを楽しむひとりのプレイヤーでありながら、
プライベートレッスンで自分の想いを伝えつつ、コートの内外で活動してます。
(※コート外は主にカウンセリングです。)
◯プロフィール
さて、このブログの中では今までの経験やボレーのノウハウなど、
自発的にプレーをする技術的な事を中心に、
コート内で起こっているプレイヤーの悩みや疑問を、
私の解釈や考え方で解決していきます!!
是非、ご参考にしてみてください。
このページでは、
・私のこれまでのテニス
・ボレーの技術を発信するきっかけ
などを書いていきます。
◯全てのスタート
テニスを長くやっていると、
コートの中でも外でも色々な事を経験し、
様々な環境で数多くの方とテニスをしたり、その方のテニスを見たりと、
数え切れない記憶が巡ります。
その中でも私は昔、ボレーは「超」の付く苦手ショットでした。
ネット前に立っても、何をしたら良いかわからない・・・
(少なからず高校までは、ボレーを打った記憶がほとんどない・・・)
と言う状態でした。
と言うのも、そもそも小さい頃から運動音痴でしたし、
それまでボレーの打ち方は、細かく教わった事がなかったからです。
小学生でのスポーツテストでも、
50m走も8秒台後半、
走り幅跳びもハンドボール投げも、
どんな種目を見ても、下から数えた方が早い。
それだからと言って別に悔しいでもなく、
体を動かすことには一切興味がなく、
ただただ目の前の日常を楽しんでいただけでした。
両親がテニスをしていたのがキッカケで、
中学生からテニスを始めました。
しかし、当時は顧問の先生が教えに来る訳でもなく、
日々、ランニングと筋トレ。
コートに入ることはほとんどなく、
高校1年の終わりに一度テニスを辞める頃でもラリーは10本と続かず…
都大会に出ては、常に一回戦負けでした。
そんな状態だった私が、大学に進学してから選んだのは・・・
なぜか、テニス部。
なぜテニスを選んだのかと言うと、
当時はテニスが好きだった、と言うわけでもなく、
他に魅力的な部活やサークルがなかった、と言うわけでもなく、
何をやってきたか?と言われれば、
テニスしかやってきた事がなかったので、
全く知らない事を始めるのが怖くて恥ずかしくて、テニス部に入部した、
という感じでした。
(テニスができれば少しはモテるかな、と言う下心は多少ありましたけど笑)
ここで、何でサークルじゃなくて部活?
って思った方もいらっしゃるかと思います。
それは、素晴らしい疑問です!!
なぜかと言いますと・・・
高校時代にラリーが10球も繋がらず、
ボレーは何をしたら良いかわからない・・・
と言っていたのに、なぜか
「テニスサークルの週2、3回の練習じゃ物足りない」
と思ったのです。
不思議ですよね。
これは今でも自分でも不思議に思います(笑)
ちなみに部活だったので、授業の後は毎日20時くらいまで練習。
(正確には、レギュラーメンバーの練習が終わった18時頃からの練習)
入部時のレベルは、同学年で最下位争い・・・
ただ、同期が結構技術的に上手かったこと。
そして、中学高校の時とは違ったのは、
その同期が熱心に、親身になって色々と教えてくれたこと。
さらに、一緒に遅くまで練習に付き合ってくれたこと。
これでテニスが少しづつ上達したので、テニスを好きになって行きました。
更にテニス好きを加速させたのが、
2学年上にいた3人の先輩の存在です。
・フォアハンドの打ち方がキレイな先輩。
・ダブルバックハンドの打ち方がキレイな先輩。
・ボレーの配球や試合の組み立てにセンスがある先輩。
当時はこの3人の先輩がとても輝いているように見えました。
こんなに身近にお手本となる人が揃っていたのは
今でも奇跡的だと思っています。
最初は見よう見まねでやってみましたが、全く上手くいかず…
先輩にコツを直接聞きに行って、
同期に球出し練習をしてもらって、
何度も何度も繰り返し打ちまくったことで、
今のストロークの基礎が出来上がりました。
しかし、ボレーは相変わらず、下手っぴのまま…
「ラケットを振るな!」
ボレーを教えてもらって、その通りにやってるつもりでしたが、
全く打ち方が変わっていなかったようで、
センスどころか、良くなる兆しもありませんでした笑
(もちろん当時は部活中なので、先輩から怒鳴られて笑えない状況でした…)
「何回も言わせるな!!」
と散々言われ、結局間違った打ち方のまま、
どうしていいかもわからず、ごまかしごまかしで練習を続け、
結局周りにもそれ以上は聞けず、
ボレーに関しては思うように打てないまま、
次第に自信をなくして行きました・・・
実は大学生当時、テニス雑誌やプロの試合などは全く見ておらず、
正解?を求めないまま、ただ闇雲に自分で周りの人に聞いて打開策を探り、
自分のやり方に固執していました。
今となっては、全く上手くいかない方法を実行していたのです笑
唯一救われたのは、大学3年の時に組んだペアの存在。
同期でも1,2を争う選手が、このペーペーとペアを組んでくれた事です。
サーブとボレーのセンスがピカイチ。
強烈なサーブが入ると、私はほぼ触るだけでポイントが取れる、
と言う、凄く恵まれた環境でした。
(しかし、決められない時のハンパないプレッシャーに押し潰されそうになった事は数え切れないくらいあります…)
当時の試合の進め方としては・・・
当時は数え切れないくらい練習したショット「バックハンドのリターン」
これを相手の足元に返すのが一番得意だったので、
サービスダッシュしてくる相手の足元を徹底して狙い、
ペアのサーブゲームと相手のサーブゲームを取って、
(私のサーブゲームは…ペアのボレー任せ笑)
と言う形で、ゲームの展開を創り出す事を最優先事項にしてました。
(今でもプレースタイルは当時と全く変わっていません。)
ここでボレーへのメンタルが少しだけ鍛えられました笑
◯1つの転機
社会人になってからもテニスは続け、
まったりテニスライフを楽しんでいたところ…
とあるテニス仲間から、
そんなにテニスが好きなら、
「超変わった考え方をしたコーチがいるよ」
と、一人のコーチを紹介してもらいました。
昔の自分なら、特に興味もなく避けていましたが、
社会人なりたての当時は、大学時代以上にテニスが好きになり、
上手くなるためなら何でもどこでも行ってみよう!!
と言うくらい、テニスにのめり込んでましたので、
迷いやためらいはなく、そのコーチに教わりに行きました。
念のため、いや言うまでもありませんが、
この時もレッスン生の中では1番下のレベル…
そのコーチに衝撃の一言を言われました・・・
「もうテニス辞めたら?」
って言われた時期もありました。
(その時はめちゃくちゃ落ち込みました・・・)
今まで自分なりに頑張ってきてたので、悔しさが沸き起こり、
「このままで終わるのは嫌だ!」
と必死に食らいついて、吐きそうになりながら練習してました。
(もしかしたら当時は、やる氣がなさそうに映ったのかもしれません笑)
何故かと言うと、
そのレッスンはとても衝撃的で、
「コートの中で起きていることから学ぶ」
と言う、当時ではとても新鮮な感覚。
それは今までとは180°どころか、一周回って540°回った様な、
そんな考え方、教え方で、とてもショックを受けました。(良い意味で、です^ ^)
今まではラケットとボールだけしか使わずに、
色んなメニューの練習をしてきましたが、
ここでは様々な遊び道具と、たまに全く道具を使わずに、
「身体を効率よく動かすには」
と言う概念みたいなものを鍛えている感じでした。
普通のテニスレッスンではやらない事なので、
どんどん頭の中に、身体の中に、染み込んで行く感覚がありました。
「身体ってこうやって動かせば良いんだ!」
この時から、
身体の使い方、
ラケットの扱い方、
コートの中での考え方、状況判断、
を常に意識する様になり、
「自分はどんな打ち方をしているのか?」
と、要は「自己分析」を徹底的にしたのです。
(ここまで来るのにかなり遠回りしました…)
そしてようやくこの頃から、
プロの試合や雑誌を読む様になり、
(遅すぎ…笑)
コートの中でも自分で状況判断していくようになり、
更に加速度的にプレーが上達して行きました。
特にボレーでは、
相手が、ボールがどう、とかではなく、
「自分ありき」の概念みたいなものを教わり、
少しずつ意識の中で、
ミスする怖さみたいなものはなくなって行きました。
◯飛躍的な伸び
そして、1つのキッカケで、
いきなり脱サラし、テニスコーチを始める事にしました。
(教えることって、やり甲斐がありそう!と思って)
「やってみたい!」
で、テニスコーチになったのは良いのですが、
これまでテニスを教えてお金を頂いた経験はゼロ。
当時は、コーチとしての技術はそれほど・・・
いや、ほとんど持っていなかったので、生徒さんからは…
「全然練習にならない」
「ちゃんとここにボールを打って」
など、呆れられる事もしばしば…
歯がゆい時期を半年ほど過ごしました…
その間、ただ練習していた訳ではなく、
ひたすら自分の打ち方を追求し、
他のコーチや上手い方に考え方を聞き、
「イメージ通りのボールを打つにはどうするべきか?」
を常に考えて、
試して、失敗して、を何度も繰り返して来ました。
まず最初に取り掛かったのが、
「レッスンでプレイヤーが1番打ちやすいボールを打ち、それを常に継続させる(再現性)」
レッスンメニューの趣旨にあったボールを
「どうやって打つか」に徹しました。
要は、飛んで来たボールに対して、
・ラケットのどこに当てて、
・どれくらいの球威と回転、弾道で、
・コートのどこにボールをバウンドさせるか、
を高い精度で再現させる事。
レッスンでは、
プレイヤーがレッスン中の動きを身体に染み込ませるために、
同じフォームで、同じリズムで打ってもらわなければ意味がない。
それを達成するために、コーチがいるのである。
自分はあくまで、練習の1つのツールに徹する必要があったのだ。
プレイヤーの打ったボールが、
どんなに暴れても、どんなに逸れても、
私は常に同じ場所に同じバウンドで返す(ことを心がけていました)。
そのためには
・ラケットコントロール
・ボディコントロール
・プレイヤーを見る視界の確保
をする必要があったのだ。
今、こうやって書いていても、
かなりの複合動作を同時にやってたんだなー、
って思います笑
◯あなたにも出来る!
今では、
「ボレーが1番の得意ショットです!」
と、胸を張って言えるようになり、
逆に私のプレースタイルを見て、
「どうすればそうなれるの?」
を聞かれる事が多くなったのでした。
ここのブログでは、私のボレーに対する考え方や、
実際に頂いた質問に回答したり、
プロの打ち方を分析してみたり、
「ボレーでコート内をコントロール(支配)する」
をコンセプトに
「私の持ってるものを全て発信しちゃおう!」
と決意し、文章を書いていきます。
私が言いたいのは、
「絶対こうしてください!」と言う事ではありません。
「こんな感じなのはどうでしょう?」
と言う、私が試して上手く行った事を、
ボレーを打つ1つの考え方としてご提案して行くだけですので、
ゆる~く受け取って頂けたらと思います。
ただ、1つ言えるのは、
「ボレーをコントロールしようと思えば、誰にでもできるようになるのです!」
運動神経のなかった私が、
テニスの素質のカケラもなかった私が、
ボレーが1番得意、とまで言える様になったんですから。
今のあなたの状態がどうであれ、
ボレーをマイナスから克服した私が
ノウハウをここで提供して行くんですから、
できない訳がありません!!笑
「あなたの悩みに徹底的に付き合います!」
あ、つい熱くなってしまいました笑
ちなみに、一つお伺いします。
ここまで読んで頂いたあなたは、
「テニスは好きですか??」
私は大好きです!!
こんな単純な人間です。
(やっぱり熱いですね笑)
今後のテニスライフを一緒に楽しむ感覚で、
1つの溜まり場的に見に、ここに何度も来て頂ければ嬉しいです。
感想やご質問などもお待ちしてます!
ただ、私も人間です笑
前向きな感じでコメントを送ってください!!
(ネガティブな言葉が送られてくると凹みます…)
それでは今日はここまでで。
今後ともよろしくお願いします^ ^
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