やはりバックボレーが苦手な方が多いですね。
確かに、私も昔はとても苦手で、できれば打ちたくないな、
なんて思っていた時期もありました。
しかし、試合に勝つ上ではバックボレーは打てなければなりませんし、
ここは絶対避けては通れないところです。
そんな苦手を克服できるように考え方の1つをお伝えします!
では、いつものように現状把握から。
「バックボレーのコースが安定しない。」
= 「ラケット面が安定していない。」
ですね。
これには2通りの原因があります。
① ラケット面に当たった瞬間に手首がブレる。(ロックされていない。)
② ラケット面がどこを向いているかわからない。
どうでしょう、この2つのうち、どちらが当てはまってますか??
それでは、早速行きましょう!!
◯ 手首がブレる
まずボールがラケット面に当たった瞬間に手首がブレる方。
ラケット面の端に当たってしまった時は仕方ないですが、
(※ラケットの端に当たってしまう方はvol.7、8 を参照ください)
これは直していきたいところですね。
そこで、
ラケットを最小限の力で固定をしましょう!
を意識してください。
ここで「最小限の力」ってところがポイントです。
あまり強く握りすぎると、すぐに疲れてしまいます。
長時間のボレー戦になると、1ポイントでかなり腕が疲弊してしまいます。
さらに、力の入れるポイントを間違えて、
ずっと続けていると、テニスエルボーになってしまう可能性があります。
(※このグリップについては、また別の機会にお伝えします。)
では、どうしたら最小限の力でグリップを握れるか。
ここから行きましょう。
私の場合は、
指三本と 手のひらでラケット全体(グリップ)を支えます。
その三本とは中指、薬指、小指。(小指なしの二本でも良いです。)
手のひらとは、全体的に支えるのではなく、
小指の直線上の手首付近にある、ぷにぷにした部分、
「小指球」です。
私はここの部分を「第6の指」と呼んでいて、
テニス全般でグリップを調整するのにとても大切の1つに位置付けています。
ここで手首を軽くぶらぶらしても落ちない程度に
この指三本+第6の指で支えてください。
ギュッと握らずに、支える程度の力加減で良いです。
これで終わりです!!
これが最小限の力でのラケットの握り方です。
どうですか?
意外と簡単にできますよね^ ^
ここで、なんだかグリップの握り心地に違和感がある場合は、
位置などはご自身で調整してください。
ただし、あくまで三本の指+第6の指ですよ。
◯ 面はどこを向いてる?
コンチネンタルグリップの場合、
(もしコンチネンタルグリップでない場合は、
コンチネンタルグリップを基準にラケットが倒れた角度の分を
修正してお考えください。)
バックボレーでの面の向きは、手の甲の向きです。
そのため、打ちたい方向に手の甲を見せて打つとその方向に飛んでいく、
と考えて良いでしょう。
ただし、ほぼ正面から来たボールに関しては問題ありませんが、
かなり鋭角(コートの外)から飛んできたボールに関しては、
手の甲の方向以上に外側に角度がついて飛ぶので、
a. どの角度で飛んできた時に、
b. この面の角度ではどれくらい角度が付くか、
を経験値として積み上げて微調整をしてください。
そして、コースを安定させるのに、もう1つ参考して頂きたいのが、
構えた時にスロートを持っている「逆手」の存在です。
(※逆手につきましては、vol.2を参照ください。)
私はこれをかなり意識して、このように使っています。
特にハイバックボレーでは有効です。
逆手でラケット面を打ちたい方向に向けて…
⑴ グリップを握り変えず、手首をロックして打つ。
⑵ グリップを力が入りやすい様に握り変えて打つ。
です。
これによって、ラケット面は狙った方向を向き、コースが安定するようになります。
そしてこれは、
vol.1 チャンスボールのハイバックボレーをネットする①
vol.2 チャンスボールのハイバックボレーをネットする②
で伝えていませんでしたが、
これを使ってもミスは減ると思います。
◯ 今回のまとめ
バックボレーのコースを安定させるには、
①グリップがブレる時は、ラケットを三本の指+第6の指で支える。
②逆手でラケット面を打ちたい方向に向けて打つ。
です。
いかがでしたか?
この方法(逆手の使い方)はかなり練習して感覚を掴んで頂きたいです。
私は今では逆手の感覚を重視して打っています。
手の向いている方向は、どちらかというと、
手の甲の角度より、手のひら側の角度の方が、
感覚として掴みやすいと思いますので。
是非使ってみてください!!
使った時の感想も教えて頂けると嬉しです。
今回はここまでにいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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