打ったボールが浅くなったり、回転がかかってボールが止まってしまい、
相手に打ち込まれる可能性も出てきて、
せっかくネットを取ったのに、逆に劣勢になってしまうこともあります。
できれば、伸びのあるボレーを打って、
浮き玉が返ってきたところをしっかりとポイントを取りに行く。
と言うパターンを作りたいところです。
そのため、伸びのあるボレーを打ちたい!
と言うのは、
プレイヤーが出来るなら身に付けたいと言うショットの1つです。
そこでこれから何回かに分けて、
伸びるボレーを打てるようになるコツをお伝えして行きます。
では、現状把握から。
伸びるボールを打とうとしていても起こってしまう事象。
🔴パターン1
打ったボールが失速してしまう。
🔴パターン2
回転がかかりすぎて失速してしまう。
🔴パターン3
ラケットを振ってしまう(力ずくで打ってしまう)
大部分の方がこの3パターンに当てはまります。
では、1つずつ見て行きましょう!
◯ 打ったボールが失速する。
そのあなたが打ったボール、どんなボールになっているでしょうか。
a. 打った直後から失速してしまう。 (パターン1)
b. バウンドしてから失速してしまう。 (パターン2)
どちらか当てはまるようでしたら、何とか直して行きたいものですね。
それでは更に1つずつ掘り下げて行きます。
a. なぜ打った直後に失速してしまうのか。
「身体からの力がボールに上手く伝わっていない。」
と言うのが一番の原因です。
ここはvol.5にも書きましたが、
身体の運動連鎖が上手く出来ていないため、
身体を使わずに手だけで打ちに行っている結果なのです。
これは結果的に…
・打つタイミングが合っていない。
・踏み込むタイミングが合っていない。
であり、このどちらかが欠けただけで、伸びるボールは打てません。
全てが連動する必要があります。
では、どうやって解決して行くか?
◯ 打つタイミングを合わせる。
タイミングを合わせるのには1番メジャーな練習があります。
「リフティング」
このブログを読んで頂いてるあなたも普段からやっていらっしゃると思います。
私も時間があればリフティングをやっていた時期もありました。
これを細かく見ていくと、
ボールがガットに当たった瞬間に、
力がなくても飛ぶ時、
力があっても飛ばない時、
など、どうしてこうなるんだろう?
色々と氣付く事ができると思います。
ただ、このリフティングだけではあまりにも普通過ぎますので、
そこでひとひねり!
「けんけんしながらリフティングしてください!」
その時チェックするのはこの3つ。
・どのタイミングでボールがラケットに当たっているか。
・どのタイミングでラケットを握れば良いか。
・どのタイミングでけんけんの蹴り出し、着地しているか。
どんなタイミングで打って頂いても構いません。
この3つの組み合わせが自分にしっくり来る心地よいタイミングが必ずあるはずです。
それを体感してみてください。
ただし、これに正しい、間違っているはありません。
ご自身の「これだ!」
と言うものを見つけてください。
身体の右側でリフティングする時は、右足でけんけんしながら、
身体の左側でリフティングする時は、左足でけんけんしながら、です。
意外と面白いですよ!
これがタイミングを合わせるコツです。
では、もうひとつのタイミングです。
◯ 踏み込むタイミング
ボレーを打つまでのタイミングがわかれば、
あとはそれをボールに勢いを出してもらうために使うだけです。
ボレーは「踏み込む」
とお伝えしていることが多くありますが、
1番大事なのは、そもそもボールに力が上手く伝わっているか?
です。
なので、ここでは敢えて言い方を換えます。
「ボレーの蹴り出し」
です。
これは同じようですが、ボールへの作用が微妙に違います。
「踏み込み」
は、ボールにパンチを与えて勢いよく弾く。
「蹴り出し」
は、ボールにエネルギーを与えるために後ろから押す。
です。
結果的には同じかもしれませんが、
「弾く」と「押す」だとボールとラケットとの接触時間が違います。
本当にごく僅かで本当なのかどうなのかもわからないところですが、
何となくニュアンスは伝わりましたか?
接触時間が違うと、
その時間が長ければ長いほど、
勢いも回転も伝わるエネルギーが増えます。
ここが今回のポイントです!
ボールとラケットとの接触時間がどれだけ長くできるか?
を意識して、踏み込むタイミングを掴んでください。
では、パターン2に進もうと思いますが、
今回もかなり長くなってしまいましたので、次回にお伝えしたいと思います。
◯ 今回のまとめ
それでは最後に。
打つタイミングを合わせるために、
・リフティングをして、自分のタイミングを掴む
・「踏み込み」と言うよりも「蹴り出し」を意識してボールを打つ
いかがですか?
なかなか上手くいかないこともあるかと思います。
1つの手法として、取り入れてみてください^ ^
もし合わない場合は、止めてください。
それでもどうにかボレーを良くしたい!
と言う強い想いがありましたら、
是非その想いをコメントやお問い合わせフォームに送ってください。
それでは今回はここまでに致します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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