vol.19 ポーチが決まらない ③


ポーチについて書き出したら色々思い浮かんできましたので、

かなり長いシリーズになってしまいました。

一応、ここでひと先ず完結できればと思っております。


それでは最後の項目

ポーチの際の動き方、動くタイミングです。


このタイミングと言うのは感覚的ですので、

とても表現が分かりづらいところがあるかもしれませんが、

なるべくご理解いただけるよう表現していきたいと思います。


では、早速いきましょう!


◯ 動き方


動き方ですが、結論から言います。

「ボールの軌道に対して直角に向かって行って下さい。」


なぜなら、

それがボールへの最短距離、最短時間だからです!

(正確な角度はムリなので、「感覚的に」大体で良いです。)

以上です。

(笑)


ちょっと分かりにくい表現かと思いますのでちょっと補足を。


コート外側ラインがあります。

そのエンドラインとサイドラインが交わる角。

その角をクロスに結んだ線に対して直角に、

と考えてください。


これはあくまで理論上の話なので、

もし、ちょっとズレたとしてもそこまで誤差はありませんので、

氣にしないで大体で動いてください。


動き方にも細かい要素がありますので、場面に分けてこの後お伝えしていきます。


◯ ケース 1


ボールが飛んで来た時、確かに前に踏み込んで行くのですが…


もし、ボールに対して鋭角に進んで打ちに行くと、(ネットに向かって真っ直ぐに進むと)

どうなるでしょう?


飛んでくるボールに対して、

自分から物理的に時間を縮める(ボールに近付く)上に、

ボールへの移動距離は長くなるので、

タイミングとして遅れる可能性が高くなります。

(精神的にも余裕がなくなります。)


良い良くないではなく、起こることは事実なので、

これを頭の中に入れておいてください。


ただ、この動き方で良い場合があります。

それは…

飛んでくるボールがゆっくりな場合です。


この時は、タイミングを見逃さずに、

この縦の動き(ネットに向かって真っ直ぐ)で、

しっかりネットに近づいて、コースを狙って打ってください。


ここで足踏みして見逃したり、

ポーチに出るのを躊躇してしまう方は、

また次に同じようなシチュエーションになったら、

失敗を恐れずにチャレンジして動いてみてください。


動けるようになるには…

当たり前ですが、

出来るようになりまで諦めないで続ければ、できるようになります!


同じシチュエーションを何度も経験し、トライアンドエラーを繰り返して、

上手くいった!という感覚を掴むしかありません。

これは教わるものでなく、体得するものです^ ^

(そもそもチャレンジしない方は、ポーチに出るのを諦めましょう)


◯ ケース 2


次に、ボールに対して鈍角に打ちに行くと、(ネットに並行して進むと)

どうなるでしょう?


飛んでくるボールに対して物理的な時間は長くなるため、心の余裕は出てくると思います。

しかし、打点がネットから遠いままな上に、移動距離も長くなり

更に飛んでくるボールも自分から離れて行くので、

ミスをする可能性が高くなります。


これもケース1でお伝えしたように、事実ですので頭に入れておいてください。


ただ、こちらもこの動きで良い場合があります。

それは…

ポーチに出ようと思って動いたのですが

思いの外、相手のボールスピードが速く、ボールに追いつかない

と思った時です。


時間的な余裕がないので

その時間を稼ぐために敢えてネットから離れる選択をします


自分が触らないと言う選択肢もありますが、

完全にチェンジする作戦を取った時は、取るしかありませんので、

このように、ネットに対して並行に移動してください。


◯ 動き出すタイミング


これ、かなり大事になります^ ^

では、どのタイミングで動き始めるか…

・1番遅いタイミングは、相手が打った直後。

  (飛んでくるボールで判断する)

・1番早いタイミングは、相手が打つ前に視線がボールに移った瞬間。

  (クロスに飛んでくると予測する)


動き出すのはここに書いたタイミングの間です。


これより遅いとただ取れなくてスルーしることになりますし、

これより早過ぎると、ストレートを抜かれてしまいます。


いかがでしょう。

あなたはどのタイミングで動き出してますか??


あなたがポーチに出るために動き出すにしても、

必ず何かを基準(キッカケ)にして判断して動いていると思います。


では、あなたは何を基準(キッカケ)にして動いてますか?


安心してください。

良い良くないの話ではありません。

どこかを基準にしていれば良いのです!


その基準があれば、迷いがなくなります。

そして、その基準に対して、次の判断(改善か維持か)ができます。


今後もこの2つがあれば、

自分のタイミングで、ポーチに出ることができます。


今まで、その基準がなかったから

タイミングが掴めなかったり

迷いが生まれていた、だけなのです。


必ずあなたのしっくりくるポイントとなる現象はあるはずです。


そのポイントが見つかれば、

ポーチも普通のボレーと変わりません。

自分の動き、

相手の動き、

打ったボールの癖、

などなど、色々と観察をして、ガンバって見つけてください^ ^


◯ 今回のまとめ


いかがでしょう。

ポーチへの動きやタイミング、つかめそうですか?


動き方は、ボールへ最短距離最短時間で動く

タイミングは、自分で動き出す基準を持つ

です。


是非お試しください。

そして使ってみたら感想なども聞かせてください。


では、今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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